【新型コロナが歯科医院で感染し易い】は完全なデマ!
目次
マスコミ報道で新型コロナウイルスが歯科医院で感染し易いという報道がありましたがデマでした。安心して治療を受けて下さい。
新聞やTVでのデマ
新聞やTVで連日新型コロナウイルスが歯科医院で感染し易いので注意してくださいと報道していましたが。
現在統計データで実際に患者さんが歯科医院に来院して新型コロナウイルスに感染したという報告は0件です。
日ごろから感染対策をきちんと行っている歯科医院であれば、歯科治療が原因でコロナ感染が起こることはありません。
ただし
患者さんから歯科スタッフへの感染事例は高知県で1件だけありました。
歯科のスタッフは新型コロナに感染し易いか
また
マスコミ報道では歯科治療や歯のクリーニングで
飛沫が空気中に飛散し
歯科医療従事者も感染リスクにあるとのことでしたが
日本の人口1億2650万人に対して
新型コロナウイルス感染者数は15547人(5/8時点)
に対して
歯科関係の人口約42万人に対して
歯科関係者の新型コロナ感染者数はたった17人(5/8時点)
です。
他の職業や繁華街に出かけるリスクよっぽど少ないと思います。
当院スタッフの家族にもその事を伝えてもらって
歯科医院で働くことに安心感をもってもらうようにもしています。
元々歯科医院は他の感染対策もしっかりしています。
歯科医院は、日頃から歯科治療における飛沫(エアーゾル)からおこる可能性がある肝炎やエイズなどの感染のリスクをかかえています。
そのような感染症から患者さんやスタッフ自身の身を防ぐよう、マスク、グローブ、ゴーグルの着用といった感染予防対策、スタンダードプリコーションを徹底して行っています。
これは歯科衛生士などのスタッフにおいても同様です。そのため、患者さんがスタッフからコロナ感染を受けるということはまずありません。
感染リスクや重症化リスクを下げるためにもお口のケアが大事です。
今わかっている事は、先日NHKで元国立感染症研究所の口腔科学部長の花田先生もおっしゃっていましたが、お口のケアをしっかりと行っている人はウイルス感染を起こしにくく
もしウイルス感染をしたとしても重症化するリスクがとても少なくなるということです。
これはインフルエンザに関する研究によって明らかにされたもので、口腔ケアでお口の細菌の数や質をコントロールすることにより、新型コロナウイルスが体内の細胞に侵入しにくくなり重症化も防ぐということです。
その中でも特に歯周病菌はウイルスを体内に侵入させやすくする酵素を出すと言われています。
今こそ、しっかりとご自身のお口のケアをしてもらい
新型コロナにかかりにくい体を積極的に作っていくことが大切です。