歯ぎしり・食いしばり対策のナイトガードについて解説します!

カテゴリー:
羽曳野 加藤歯科医院 ナイトガード 歯ぎしり 食いしばり

こんにちは!
大阪府羽曳野市 医療法人えみは会 加藤歯科医院
理事長 加藤直之です。
今回は、以前に名前が挙がったナイトガードについて詳しくご説明します。
前回お伝えした歯ぎしり・食いしばりの説明を踏まえて解説していきますので、まだ読んでいないよという方はぜひ「歯ぎしり・食いしばりが引き起こすトラブルって?詳しく解説します! – 大阪羽曳野市の加藤歯科 (katou-dent.com)」の記事からお読みください!

ナイトガードとは

 睡眠時に使用する、歯ぎしり・食いしばりから歯を保護するマウスピースです。
 お口の歯型を採って、患者様ひとりひとりの歯型に合わせてぴったりの物を作成します。
 透明なシリコンでできており、歯や顎関節にかかる過剰な力を軽減することで、歯ぎしり・食いしばりを原因とした様々なトラブルから歯や顎関節を守ってくれます。
 歯が受けるはずだったダメージをナイトガードが肩代わりする形になるので、使用することで徐々にすり減っていきます。いずれ穴が開いてしまいまうので、定期的に作り直しが必要です。耐用年数には個人差があり、歯ぎしり・食いしばりの程度によって変わります。3〜4年使い続けられる人もいれば、なかには半年に1つ使い潰すほど症状がひどい人もいます。

ナイトガードを使用するメリット

・歯ぎしり・食いしばりによる歯のダメージを軽減できる
 毎日毎晩歯に強い力がかかり続けると歯が削れたり、割れたり、欠けたりしてしまいます。
 ナイトガードを装着することで歯の代わりにナイトガードが傷つき、結果的に歯を守ってくれます。

・歯ぎしり・食いしばりの力を弱めることができる
 ナイトガードの厚みの分だけ噛み合わせが高くなるので、歯ぎしり・食いしばりの力を弱めることができます。
 歯をかみ合わせていない状態は顎が開いたリラックス状態で、顎関節への負担もありません。強く歯をかみ合わせている状態というのは顎が閉じて緊張状態にあり、顎関節にも強く負担がかかります。
 ナイトガードが歯と歯の間に入ることで厚みの分だけ顎が開き、リラックス状態に少しだけ近くなります。結果として歯ぎしり・食いしばりの力を弱めることができるので歯と顎関節が守られます。

・金額の負担が少ない
 ナイトガードは保険適用の治療として認められています。

ナイトガードを使用するデメリット

・使い始めは違和感が出やすい
 ナイトガードは就寝中につけるので、使い始めは違和感が出て眠りづらく感じる恐れがります。
 普段とは違う位置で歯ぎしり・食いしばりをすることになるため、起床時に顎の痛みやダルさを感じたり、少し口を開けて寝る形になることで口の渇きを感じることもあります。
 しかし1週間、2週間と使用するうちに体が慣れていき、眠る際の違和感はなくなっていきます。

・根本的な解決はできない
 あくまでも歯ぎしり・食いしばりによって生じる歯のダメージをナイトガードが肩代わりするものなので、対処的な療法になります。そのため原因である歯ぎしり・食いしばりに直接的なアプローチができません。

 加藤歯科医院でナイトガードの作成ができるので、歯ぎしり・食いしばりにお悩みの方はお気軽にお声掛けください!歯ぎしり・食いしばりをされている恐れのある方にはスタッフからお声がけさせていただく場合もございます。
 歯ぎしり・食いしばりをされている方にとってナイトガードはとても有効ですが、あくまでも対処療法です。原因療法であるボトックス注射とインビザライン矯正についても順番にご紹介していきますね!

この記事を書いた人

加藤 直之

大阪の羽曳野市にある加藤総合歯科・矯正歯科、加藤です。 当院は、歯医者さんの「痛い・怖い・行きたくない」というイメージをなくし、患者様が悩みを相談できてリラックスした状態で治療ができるそんな医院を目指し運営しております。

資格・所属

NPO法人日本歯科予防協会理事/ISOI インプラント認定医/ドライマウス認定医/日本ドライマウス学会会員/日本抗加齢歯学会会員/医療情報技師認定証/ITIインプラント認定/AQBインプラント認定/ザイブインプラント認定/POIインプラント認定/インプラント学会 所属ブローネマルクインプラント認定/SARGONインプラント認定/審美歯科学会認証