【インプラント】複数のパーツで成り立っていることを知っていますか?インプラントの構造について
こんにちは!
大阪府羽曳野市 医療法人えみは会 加藤総合歯科・矯正歯科
理事長 加藤直之です。
みなさん、インプラントがどのような構造で成り立っているかご存じですか?歯のないところに埋めるものということはなんとなく知っている、という方は多いと思いますが、つくりや仕組みまでは分からないという方が大半だと思います。
実はインプラントは、複数個のパーツが組み合わさって機能しているんです!
今回は、そんなインプラントの構造についてお話していきます。
インプラントの構造
「インプラント」と一言で表すこの人工物は、3つのパーツによって成り立っています。
・歯を失った部位の、顎の骨の中に埋め込む人工歯根(フィクスチャー)
・歯の代わりとなる人工の歯(上部構造)
・人工歯根と人工の歯を固定するための接続部分(アバットメント)
フィクスチャーとは
顎の骨の中に埋め込む人工歯根で、ねじのような形をしています。
フィクスチャーは完全に骨の中に埋めるため、歯茎から露出することはありません。フィクスチャーを埋入した後に歯肉を縫合して傷口をふさいで、数週間から数か月間骨や歯茎の回復を待つことになるケースが多いため、インプラント手術をした後も歯のない状態がしばらく続くことは珍しくありません。
上部構造とは
歯の形をした装置で、中央部分には穴があいており、その中には小さなねじが入っています。ねじを回して固定することでフィクスチャーにしっかりと装着することができるように作られています。
インプラントのメーカーによってはセメントによる接着式のものもありますが、加藤総合歯科・矯正歯科ではもしもの時に付け直しや取り外しが容易なねじ留め式を採用しています。
これがフィクスチャーに装着されることで歯のように噛むことができるようになります。
通常、フィクスチャーを埋入した後に数週間から数か月間の治癒期間を待った後で上部構造の作成に入ります。
アバットメントとは
前述したフィクスチャーと上部構造の間に介在するパーツで、双方がしっかりとねじで固定できるように接続する役割を持っています。このアバットメントがないと、上部構造がフィクスチャーに固定できないため、とても大切な存在です。
インプラントに使われる材料
加藤総合歯科・矯正歯科ではチタン合金を使用しています。チタンは生体親和性に優れており、骨と直接強固に結合する性質を持っています。また、アレルギーが起きにくく、顎の骨の中に埋入しても長期的な安定を見込める素材のため、体の害になる事がありません。
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なんとなく「骨の中に埋めるもの」と認識されているインプラントについて、より深く理解していただけたのではないでしょうか。
実際にインプラントの施術を受けた方も、お口のさらに骨の中に埋まっているものなので自分の目で見ることはできません。構造など、疑問や質問がある場合はお気軽にお尋ねくださいね。
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