インプラントとブリッジの違いを比較!メリットデメリットや費用面でどっちがいいか解説
目次
インプラントとブリッジの違いとは?7つの観点でメリットとデメリットを解説
歯を失った所の治療方法としてインプラント治療、そしてブリッジがよく挙げられます。どちらの治療方法にしようか悩む方は数多くおられるのではないでしょうか。インプラントもブリッジも失った歯の機能を回復するための治療ですが、全然違うものなんですよ。今回は最適な治療方法を選んでいただくための参考になればと思い解説していきます。
インプラント治療は永久歯を失った場所にチタン製の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯(上部構造)を装着する治療法です。ブリッジは、無くなった歯の前後にある歯を削って、それを土台とした被せ物を作る治療法です。
審美の違い
他者から見ると大きな差は感じられませんがブリッジの場合は審美性を上げるには保険適用外の素材を選択しなければなりません。インプラントの場合の場合は、もともと上部構造は審美性の高いもので自分の歯と見違えるほど自然な風合いにできています。
機能の違い
インプラントは外科手術で顎の骨にインプラント体を埋めるので、安定性が高く硬いものでも自分の歯のように噛むことが可能です。
ブリッジはインプラントほど土台がしっかりしていないので、強い力を入れて噛むことは控えたほうがいいでしょう。噛む快復率はブリッジは60%、インプラントは90%と言われています。
耐久性の違い
ブリッジの耐久は7~8年で交換が必要になるとされています。ブリッジは土台となる前後の健康な歯を削って被せる必要があるので、土台となる被せた場所に異常がないかのチェックが必要です。
対してインプラントの耐久は健康、顎の骨、噛み合わせ、口腔内のお手入れの状態によって変化し、定期的にメンテナンスを受けて頂くことで、10年以上機能すると言われています。メンテナンスをしっかり受けてインプラント周囲炎などに注意していただければ、長期間の使用が可能とされています。
メンテナンスの違い
ブリッジのほうが汚れが残りやすいためインプラントよりメンテナンスは頻繁に行う必要があるでしょう。
インプラントは汚れがつきくいといっても、インプラント周囲炎に注意が必要ですし、口腔内の状況によって変わってきますが半年に1回はメンテナンスに行くことをオススメします
歯の形成の違い
インプラントは、そもそも歯が欠損している部分に人工歯根をあごの骨に埋め込むための外科手術を行います。
人工の歯根をあごの骨に埋め込んだ後、人工の歯を取り付けるので削り形成することはありません。
ブリッジは両端の健康な歯を支えにするため削り形成する必要があります。
噛み心地の違い
インプラントは人工の歯で歯根膜がないため自分の歯と比べると噛み心地は異なりますが
人工の歯の根を埋め込んでいるので自分の歯とあまり変わらない安定感があります。噛み心地のよさはブリッジなどに比べてとても良いものとなっています。
ブリッジの噛み心地はインプラントに比べるとやや劣る可能性はありますが
支えになる歯に特に問題がなければ、噛み心地は自分の歯とあまり変わらないものとなります。
治療期間の違い
インプラントは定着の状態により個人差はありますが 、外科処置を行い噛めるようになるまで約半年ほどかかります。
ブリッジは周囲の歯に問題がなければ、支えとなる歯を形成して、被せ物を作成、セットするまで2週間前後かかります。
インプラントとブリッジの費用相場
インプラントは歯科医院によって採用しているインプラントのメーカーが違うため、歯科医院によってインプラント治療は自費診療のため価格に差があります。またインプラント治療をする箇所・本数でも違いますし、オプションを追加すれば価格も上がります。患者様の口腔内の状態や患者様の希望によって変わってきますので一概には言えませんが、インプラント治療の費用相場は、だいたい40万円〜/本と言われています。
ブリッジの費用も本数や、被せの素材によって変化します。被せの種類は保険と自費のものが用意されており、強度や色味などに差があります。
詳しい料金について知りたい方はお気軽にご相談ください
ブリッジがオススメな方とインプラントがオススメな方の特徴
インプラントとブリッジの違いについて話しましたが、結局自分にはインプラントとブリッジどっちがオススメなの?最終的には口腔内を確認してみないと
ブリッジがオススメな方
- 安く治療したい方
- 短い治療期間で行いたい方
- 外科手術をしたくない方
インプラントがオススメな方
- 健康な歯を削りたくない方
- 自分の歯と同じように噛めるようになりたい方
- 口腔内だけではなく身体の健康も考えていきたい方
- 見た目を良くしたい方
インプラントとブリッジ治療以外にも入れ歯治療の選択もある
高額のためインプラントに手が出せない、健康な歯を削るブリッジには抵抗があるなどで悩まれている方は入れ歯治療の選択肢があります。
入れ歯は、部分入れ歯と総入れ歯に分けられ、取り外し式になります。
初めは慣れるまで多少違和感があるかもしれませんが保険が使用でき比較的安価で作成できます。
また、自費の入れ歯もあるので見た目や使用感が気になる方にも選択肢をご用意しております。
ブリッジからインプラントにやり変えは可能
今現在ブリッジをしている箇所はインプラントへの変更も可能です。装着しているブリッジを外して、歯を失っている箇所へインプラントを埋める治療を行います。その後、土台となっていた歯にはセラミックなどの被せ物を装着します。
ブリッジで使っていた支台歯は状態が悪いと抜歯が必要になることもある
長期間使用したブリッジに関しては、土台となる歯の状態が悪くなっている場合があります。ブリッジと土台となる歯の隙間に菌が入り込み虫歯になりやすいのです。虫歯の進行具合によっては抜歯が必要となる場合があります。
インプラントやブリッジについてよくある質問
インプラントかブリッジかどちらがいいですか?
インプラント、ブリッジにもメリットデメリットがあります。メンテナンスをしっかり受けていただければ、どちらもとても良い治療だと思います。患者様一人一人の口腔内に合った治療が大事だと思いますので担当の歯科医師と相談して最適な治療方法を見つけてみてくださいね。
インプラントとブリッジの寿命はそれぞれどれくらいですか?
ブリッジは7~8年で交換が必要になるとされており、土台となる前後の元気な歯を削って被せる必要があるので、土台となる歯に異常がないかのチェックが必要となります。
インプラントは定期的にメンテナンスを受けて頂くことで、10年以上機能すると言われています。メンテナンスをしっかり受けてインプラント周囲炎などに注意していただければ、長期間の使用が可能です。
インプラントやブリッジをしている人の割合はどれくらいですか?
一番多い年代で50.9% と言われています。歯を失った人の半分以上がブリッジやインプラント治療をしています。インプラントは自費治療となるため、保険のものも選択できるブリッジの方が比較的多い傾向のようです。
インプラントとブリッジの併用は可能ですか?
はい可能です
連続して歯を失った場合、失った箇所の両端にインプラントを入れてブリッジにするパターンがあります。
自分の歯とインプラントを支えにしブリッジとするパターンもありますが、支えとなる自分の歯に負担をかけてしますので当院では行なっておりません。
インプラントとブリッジを併用することで、インプラントを入れる本数が少なくできることもありますので費用も抑えられます。
悩んでいる方は歯科医師にご相談ください
インプラントかブリッジで悩んでいて、なかなか決められない方は担当の歯科医師に相談してみてくださいね。インプラント治療のリスクとなる全身疾患がありインプラントが不向きの方、土台となる歯に問題がありブリッジが不向きの方など、わからなければ専門家の指示を仰ぐことも大切ですので気軽に聞いてみてください。あなたに最適な治療方法を一緒に考えてくれるはずです。
インプラント、ブリッジにもメリットデメリットがあります。メンテナンスをしっかり受けていただければ、どちらもとても良い治療だと思いますので。担当の歯科医師と相談して最適な治療方法を見つけてみてくださいね。
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