フラップレス(歯肉を切らない)インプラント手術で身体への負担を少なくしよう!
こんにちは! 大阪府羽曳野市 医療法人えみは会 加藤総合歯科・矯正歯科 理事長 加藤直之です。
皆さんはインプラント手術の流れってご存知ですか?インプラントの手術には「歯茎を切る方法」と「歯茎を切らない方法」の2種類あって今回は「歯茎を切らない方法」フラップレス 手術について説明したいと思います。
目次
フラップレス手術とは
歯ぐきを切開するのではなく、歯ぐきに最小限の穴を開けその穴からドリルで切削する治療法です。出血が少なく、術後の腫れや痛みを軽減できます。 フラップレス術式によるインプラント治療は、一般的なインプラント手術で必要となる切開・剥離、が省略できるため、手術時間を短縮することが可能です。あと切開しないため、歯ぐきを歯槽骨から剥がす必要はなく、縫合の必要もありません。
フラップレス手術の流れ
麻酔
歯茎にまず麻酔をします。
当院では、表面麻酔をしてから行うので痛みが軽減されます。
また恐がりの方や、痛みに弱い方などは静脈内鎮静法という選択肢をとる事もできますので、ほぼ寝てるような状態になりますので、痛みは無い為当院では選択される方が多々いらっしゃいます。
歯茎に小さな穴をあけます
「サージカルガイド」と言う、インプラントを埋め込む際に用いるマウスピース装置でこれを使うことで、インプラントを、CTスキャンで撮影した画像上で設定した理想的な位置に、正確に埋め込むことができる物を使用し手術用テンプレートを口内に装着して、そのガイドに沿って歯肉に小さな穴をあけます。
ドリルで歯槽骨(あごの骨)を削り穴を開けます
ガイドに沿って、歯肉にあけた穴からドリルで歯槽骨を削ってインプラント体を埋め込みます。
ヒーリングアバットメントを付ける
インプラントの埋入後に アバットメント頭部の保護の為や食片圧入の防止、歯肉の形成の目的で使用するヒーリングアバットメントを取り付けて手術は終了です。個人差はありますが手術後は消毒に約 5回程来ていただき、2~3 ヶ月間は骨とインプラントの定着を待ち インプラントにおける歯の部分である「上部構造」をセットする流れです。
フラップレス手術のメリット、デメリット
メリット
- 手術の負担を軽減できる
フラップレス手術は歯茎の切開がない為患者さまへの負担を大きく軽減することが出来ます。
メスを使用しないことで、不安や恐怖心なども少なくなります。 - 全身疾患がある患者さまにも適用できる場合がある
高血圧や糖尿病などの全身疾患がある患者さまも、フラップレス手術であれば適用できる可能性がございます。他院でインプラント治療を断られた方も、まずは当院にご相談ください。 - 腫れ・痛み・出血が少ない
歯茎を切開しないため、術中の出血や術後の腫れ・痛みを抑えられます。
腫れや痛みが原因で食事をとれなくなる心配もほとんどありません。
- 歯茎が下がる心配が少ない
歯茎の切開や剥離、縫合が原因で歯茎が下がる場合があります。
フラップレス手術は歯茎に最小限の穴を空けるだけのため、歯茎が下がるリスクを抑えられます。 - 治療期間と通院回数を抑えられる
フラップレス手術は切開・縫合が不要なため、抜糸のために通院する必要がありません。また、身体への負担が少ないことで、比較的早く傷口が治癒するため、治療期間が短くなります。
デメリット
- 適用できないケースがある
フラップレス手術は、骨を目視せずにドリルで穴を空けるため不確定要素はできるだけ取り除く必要があります。不確定要素が多い、周辺の骨の状態からしてリスクが高い場合、フラップレス手術を行う事ができません。 - 切開手術に切り替える場合がある
手術中に不確定要素が見つかった場合は、安全性が大切な為、通常の切開手術に切り替える場合がございます。
まとめ
フラップレス手術は、患者様の身体の負担を最小限にできる治療法ですが、歯槽骨を目視することが出来ない為、治療の難易度は高くなります。 なのでCT やインプラントの埋入位置や角度が反映された「サージカルガイド」という手術用テンプレートを使用し歯槽骨を直接確認することなく、インプラントの埋入位置を確認し、シミュレーションできる為、フラップレス手術を正確で精密な手術を行うことができます。
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