【インビザライン】矯正のために歯に隙間を作るIPRとは?その有用性を解説します!
こんにちは!
大阪府羽曳野市 医療法人えみは会 加藤総合歯科・矯正歯科
理事長 加藤直之です。
今回は、インビザライン矯正で高確率で必要となるIPRについてお話します。
IPRとは
InterProximal(歯間隣接の) Reduction(削合)の略で、言葉の通り歯と歯の間をごく少量削り、スペースを作る処置のことです。
IPR専用の器具を使って、ひとつの歯に対して最大0.25mm削ります。
患者様ごとにIPRを行う部位・本数・タイミングは大きく違います。症例によっては矯正の進みに合わせて複数回に分けてIPRを行う事もあります。
歯を削ると聞くと、歯がしみてしまうのでは?虫歯になりやすくなるのでは?と不安になるかもしれませんが、全く問題ありません。
歯がしみる・虫歯になりやすくなるのは歯の1層目の「エナメル質」を超えて歯の2層目に存在している「象牙質」が露出している場合です。エナメル質の厚さは約1mmあるため、IPRで最大の0.25mm削ったとしても十分にエナメル質の範囲内に収まります。
削りっぱなしでは歯がざらざらとして汚れが着きやすくなるため、削った後は丁寧に研磨を行っています。
IPRの目的
歯並びが悪くなる原因の大半が、歯に対して顎のスペースが狭く、歯が整列できないことにあります。そのような状態のお口に矯正治療を施すとなると抜歯が必要になることが多いのですが、インビザライン矯正ではあらかじめどの部位に何mmの隙間があればきれいに歯を並べられるか綿密な計画を立てることができるため、IPRを採用することで抜歯を行わずに矯正治療を行える可能性がとても高くなります。(お口の状態によっては、抜歯が最善の選択となる場合もあります)
IPRの注意点
IPRを行ってから実際に歯が移動して整列するまでは、歯と歯の間は少し隙間があいた状態になります。通常よりも食べかすが入り込みやすくなったり、磨き残しが出やすくなるため、普段以上に歯と歯の隙間部分のお掃除が重要になります。
歯間ブラシとフロス、どちらが向いているかは隙間の大きさや歯並びの状態によって大きく変わるので、加藤総合歯科・矯正歯科では担当した歯科衛生士がしっかりとチェックをして、患者様それぞれに合ったアドバイスを行っています。
何か困ったことや不安なことがあれば何でもスタッフに聞いてくださいね!
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「歯を削る処置」とだけ聞くと怖く感じてしまうかもしれませんが、抜歯の可能性を下げられる・歯に悪影響がないなど、IPRについて詳しく知ってもらうことでその有用性をお伝えできたかと思います。
加藤総合歯科・矯正歯科ではIPRを最大限に活用してなるべく抜歯をしないインビザライン矯正を行っていますので、他院で抜歯が必要と言われた方もぜひご相談ください。なるべくご希望に添えるよう、歯科医師が治療計画を作成いたします!
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