歯の痛みと虚血性心疾患
羽曳野市の加藤歯科です。
今回は歯の痛みと虚血性心疾患についてです。
皆さんのほとんどが「歯と心臓と何の関係があるの?」と思っていると思います。
実は歯が痛くて歯医者に行かれる方の中に、原因が心臓であることがあるんです。
まず、虚血性心疾患について少し説明します。
心臓の筋肉への血液の供給が減ることや途絶えることを虚血といいます。狭心症と心筋梗塞の2つをまとめて虚血性心疾患と呼んでいます。
蛇足ですが、狭心症と心筋梗塞の大きな違いは、心筋が回復するかどうかで、狭心症では心筋が死なず回復するのに対して、心筋梗塞は心筋が死んでしまい回復しません。
この虚血性の心疾患の痛みが『関連痛』となって、歯の痛みを出現させる時があるのです。
私も今まで何人か原因不明の歯の痛みで来られ、原因が心疾患であったことがあります。
患者さんもビックリされていました。
ご心配な方はお気軽に相談してください。
羽曳野市・古市駅の加藤歯科医院