【小児矯正】矯正ができない年齢の子供でも使える矯正器具!?プレオルソについて解説します!

カテゴリー:
加藤総合歯科・矯正歯科 羽曳野 プレオルソ

こんにちは!
大阪府羽曳野市 医療法人えみは会 加藤歯科医院
理事長 加藤直之です。

以前の記事では小児矯正の必要性をお伝えしました。
今回は、加藤歯科医院で小児矯正として取り扱っている「プレオルソ」と「インビザラインファースト(小児用インビザライン)」から、プレオルソについて詳しくお話していきます。

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プレオルソとは

 ポリウレタン製で柔らかいマウスピースです。「プレ」には「先行して」という意味があり、このプレオルソは本格的な矯正を始める前に先行して下準備として行うため、矯正器具と違って歯を直接動かすわけではありません。悪癖を予防したり発達が足りない口周りの筋力を改善したりすることで、歯並びが悪くなる原因を取り除き、歯列不正を予防します。
 上下一体型になっており、歯全体を覆うことで出っ歯や受け口が治りやすい特徴があります。プレオルソをお口に入れた状態で唇を閉じるためには口輪筋(こうりんきん)を使うため、使用しているだけでお口の筋力を鍛えることができます。お口の筋力が鍛えられると口が閉まりやすくなり、無意識の時にぽかんとお口が開いている「ぽかん口」を防ぐことができます。そのおかげで口呼吸が鼻呼吸に変わります。舌が正しい位置になるようにプレオルソの形態が設計されているため、舌癖からくる歯列不正を防ぐことができます。プレオルソがあることで指しゃぶりができなくため、指しゃぶりが原因の歯列不正も防ぐことができます。

プレオルソの使い方

 日中1時間以上(無理のない範囲でできるだけ長い時間)と、就寝時に使用します。
 プレオルソをお口に入れたらモグモグと口を動かしてプレオルソを慣らします。使用中はなるべく口を閉じるようにしますが、会話をしても特に問題ありません。
 就寝中は無意識に口が開いてしまいやすいので、閉口を助けるために肌にも貼れるテープをお渡ししています。上唇と下唇をつなぐように縦向きにテープを貼って就寝します。

プレオルソ使用期間中に行うお口の体操

 あいうべ体操と呼ばれる、舌筋と口輪筋を鍛えるための体操を行います。プレオルソと並行してこの体操も行う事でより口周りの筋力が鍛えられ、プレオルソの効果が相乗的に向上し、口呼吸が鼻呼吸に変わりやすくなります。
「あ~」と大きく口を開く、「い~」と口を大きく横に広げる、「う~」と口を強く前に突き出す、「べ~」と舌を下に突き出す、この4種類の動きをそれぞれ大きく口を動かしながら行います。声は出しても出さなくてもどちらでもかまいません。 1日に30セットを目安に毎日継続して行います。体操を行うタイミングは自由です。お風呂の時間にリラックスしながら保護者の方と遊びのように行うなど、楽しみながら習慣化するのが理想です。

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永久歯がある程度生え揃わないと、歯を動かす本格的な矯正は行えません。矯正ができるタイミングを待つ間にプレオルソを使用することで歯列不正の原因となる態癖(指しゃぶりや舌癖)を防ぎ、歯列の悪化を予防した上で歯列の改善を行う事ができるため、その後の矯正の難易度を下げることができます。
加藤歯科医院では乳歯列期~混合歯列期のお子様にプレオルソを実施しています。お子さんの歯並びに少しでも不安を感じている方は、まずはお気軽にご相談ください!

web予約はこちらのアドレスからお申し込みください!ご連絡お待ちしております!

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この記事を書いた人

加藤 直之

大阪の羽曳野市にある加藤総合歯科・矯正歯科、加藤です。 当院は、歯医者さんの「痛い・怖い・行きたくない」というイメージをなくし、患者様が悩みを相談できてリラックスした状態で治療ができるそんな医院を目指し運営しております。

資格・所属

NPO法人日本歯科予防協会理事/ISOI インプラント認定医/ドライマウス認定医/日本ドライマウス学会会員/日本抗加齢歯学会会員/医療情報技師認定証/ITIインプラント認定/AQBインプラント認定/ザイブインプラント認定/POIインプラント認定/インプラント学会 所属ブローネマルクインプラント認定/SARGONインプラント認定/審美歯科学会認証